便秘にはいくつかの種類があります。
ここでは慢性便秘を特徴別に分けてみましょう。
まず弛緩性便秘とは、結腸の緊張が緩んで、腸の蠕動運動が弱まることによって便秘になるケースです。
高齢者や低血圧、虚弱体質、体力低下の時に見られるものです。
わかりやすく言えば、胃腸の働きが悪い場合に起こる便秘です。
この便秘では腹部の張りや残便感、頭痛、肩こりなどの症状が見られます。
それから、直腸性便秘は直腸の神経が鈍ってしまって起きます。
便意を感じにくくなりますから、腸の蠕動運動が起きなくなるのです。
便意を我慢する習慣がある人や、便意を逃してしまうことが多いとこのタイプの便秘になりやすいようです。
また、高齢者や下剤・浣腸が習慣になっている人にも起こるようです。
そして、けいれん性便秘は前述の便秘とは逆に蠕動運動が激しいために起こる便秘です。
原因は精神的なストレスと言われています。
この便秘の特長は食後に下腹部の痛みがあることです。
便意はあるのですが、コロコロとした固い便だったり、細い便だったりします。
すっきり感はなく、残便感が強くなります。
最後は症状性便秘です。
これは、胃腸の病気のために起こる便秘です。
大腸がん、大腸ポリープ、肝臓、すい臓の潰瘍などが原因となります。
この場合は便秘を治すことよりも、病気そのものを治すことが大事になります。
いずれにしても、自分の便秘の状態をよく観察することが大事です。
そして、できるだけ早く便秘を解消するようにしなければなりません。